キャリブレーション機器

キャリブレーション機器

キャリブレーション機器はカメラ同士の位置関係、向き、レンズの歪みを算出し、原点を決めるために必要になります。キャリブレーションワンドとキャリブレーションスクエアの2種類を活用します。

キャリブレーションワンド

キャリブレーションワンドは3つのマーカーが同一直線上に高い精度で配置されたツールになります。各カメラの位置関係、向き、レンズの歪みを算出するために使用します。

使用方法

各カメラに向かって3つ全てのマーカーが各カメラの画角内に収まるようにゆっくりと振っていきます。Motiveソフトウェアの2Dビューを確認し、できるだけレンズ内隅々まで塗りつぶすように振ると良いキャリブレーション結果となります。

CW-500キャリブレーションワンド

最も大きいワンドですが250mmの大きさにマーカーを付け替えられるため、中規模のエリアにも対応できます。

マイクロンシリーズ

CWM-250 / CWM-125はより高精度を必要とされる方向けに開発されたもので、温度変化に影響を受けづらいインバーという金属を使用し、マーカーの位置関係が変わらないように設計されています。さらにワンドは作成されてからマーカー間の距離が計測され、実測値(マイクロメートル)がワンドにラベル付けされています。

CWM-250キャリブレーションワンド

標準偏差2マイクロメートルと、非常に精度良くキャプチャーするために設計されています。さらに熱膨張率が非常に低いです。

CWM-125キャリブレーションワンド

標準偏差2マイクロメートルと、非常に精度良くキャプチャーするために設計されています。さらに熱膨張率が非常に低いです。

キャリブレーションスクエア

キャリブレーションスクエアは同一平面上に直角三角形となるようにマーカーが配置されたツールです。
キャリブレーションワンドで各カメラの向きや位置関係をソフトが把握した後に、
そのソフト空間内での原点位置、座標系、床の平面を決定するために使用します。

使用方法

キャリブレーションワンドでキャリブレーション後、その空間で原点としたい場所にキャリブレーションスクエアの直角部分が来るように設置します。右図の角の部分が原点となり、Y-UP座標で長辺がZ軸、短辺がX軸となります。 さらに広い空間でキャプチャーを行う場合、スクエアを置いた後キャプチャーエリアの何か所かにマーカーを置くことで、より正確に床の傾きを補正することができます。(※マーカーは付け替え可能)

CS-400キャリブレーションスクエア

タブを使用し床反力計とキャリブレーションスクエアの位置を合わせることができます。平らでない床でも水平になるよう各頂点部分で個別に調整が可能です。

CS-200キャリブレーションスクエア

多くの場面で柔軟に対応できる中規模サイズ。水平器がついているため、多少傾いた机の上でも地面に対し水平に位置することができます。

CS-100キャリブレーションスクエア

最も小さいスクエアです。キャプチャー範囲の狭い箇所でのキャプチャーに適しています。

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