前屈動作時の軸の位置を計測

ユーザー紹介

東京理科大学

小林研究室(機械工学系)

教授:小林宏氏(右)

嘱託助教:松本賢太氏(左)

小林研究室では、学生さんが小林先生とのディスカッションを通じて方針を決定し,自分で設計,加工して自身で作り上げていくことができます。研究室を拝見させていただいたところ、様々な機材がたくさんあり、全国でもこんなに環境が揃っている研究室は珍しいようです。また、企業からの依頼も多く、あらゆる要望に沿って開発・制作を行うことができます。すごい技術力ですね!

使用システム

カメラ:

Prime13、PrimeX13 9台

ソフトウェア:

Motive:Body3.X

どのようにOptiTrackを使用していますか?

「マッスルスーツ®※」を開発するにあたり、前屈動作時に腰の動かない部分(軸の選定)を計測するために使用しました。

また、現在はスポーツ動作をメインにOptiTrackを使用しており、サッカーのシュートモーションやダンス競技、野球のピッチング動作を計測しています。サッカーの計測では、人物だけでなくボール自体のモーションも撮っています。

小林宏教授

※マッスルスーツ®

小林研究室が独自に開発・実用化しました。事業化・販売のために東京理科大学発ベンチャー「株式会社イノフィス」を創業しています。

OptiTrackのメリットは?

実際にマッスルスーツを着用させていただきました!中腰姿勢が楽で、重いものも軽く感じました!

すごい!!

一番は色々な機器と一緒に使用できる使い勝手の良さです。フォースプレート・音・慣性センサなどを外部同期機器『eSync2』を用いて同期計測しています。

また少ない台数でも計測ができることにメリットを感じています。Motive3.Xになってからソフトウェアのアルゴリズムが優秀になり、より少ない台数でも計測ができるようになっています。

今後期待すること

カスタムマーカーセットに期待しています。(もう間もなく、Motive3.1でカスタムマーカーセットが搭載される予定です!)
またボールのキャプチャーにおいて、現在も反射シールを用いることでボールをキャプチャーすることは可能ですが、ボールに非対称にマーカーを貼りつける必要があり、さらにMotiveで剛体登録を数回に分けて行う必要があるため、ボールのマーカーセットがあるとなお良いと思います。 今後様々な機能が追加されていくと予想されるMotiveですが、こういった要望も反映されるといいですね!

松本賢太助教

1mm以下の精度で人や物の3次元位置姿勢をトラッキングする光学式モーションキャプチャーシステムです。