Motive 3.4.0 Beta1
2025年10月27日にOptiTrackシステムの制御用ソフトMotiveの3.4.0 Beta1バージョンがリリースされました。
Motive 3.4で追加された主要な機能は、Range of Motion(ROM)機能となります。
これは、一般的なスケルトン定義に加えアクターの動作データを収集することで、より適切な関節の位置を特定するための技術となっております。これにより業界トップクラスのソルバーがさらに改善され、より優れたキャプチャ結果をもたらすことが期待されます。
もう一つの大きな機能は、カメラを直接統合したい開発者向けに、UbuntuおよびFedora向けカメラSDKのサポートとサンプルが追加されたことです。
1. ROM(Range of Motion)機能で骨格のさらなるキャリブレーションが可能になりました
従来のスケルトンに対してボーンをより適切に設定することができます。アクターにRoM運動にもとづいた様々な動作をしてもらうことによって、実際のアクターとMotiveの動きの細かな差異を最大限に減らすことができるようになりました。
2. Motive TrackerライセンスでTrainしない通常のマーカーセットが使えるようになりました。
Motive 3.0.3以前に利用できていた機能の差し戻しになります。編集中にマーカーセットを作成し、ラベリングすることができます。
3.Motiveレコーディング時に音声収録をすると音が二重に聞こえるなどの不具合が解消されました。
4. スケルトンマーカーの表示に新しい緑色のマーカーのビジュアルと関節の軸線が追加されました。
 
														CameraSDK 3.4.0 & NatnetSDK 4.4.0
Motive 3.4.0 Beta1のリリースに合わせて、対応するCameraSDK 3.4.0 および NatnetSDK 4.4.0もリリースされました。
特に、CameraSDKでは現バージョンよりNatnetSDKと同じくUbuntu、FedoraなどのLinuxディストリビューションにも対応するようになりました。

 
        
               
	



 
														 
								 
								 
        