中小規模のスタジオでバーチャル
プロダクション&モーションキャプチャー
中小規模のスタジオでバーチャルプロダクション&モーションキャプチャー
- 2024-04-01
- CGアニメーション
- MANUS
- OptiTrack
- バーチャルプロダクション
- 全身
- 胴体
- 指
株式会社森三平
基本情報
- モーションキャプチャー(全身+指/2人)でCGアニメーション制作
- バーチャルプロダクションシステムで映像制作
- Vtuber(CGキャラクタ)と実写のリアルタイム合成
- モーションキャプチャー&バーチャルプロダクション用レンタルスタジオ運営
導入の経緯
OptiTrack(モーションキャプチャーシステム)の精度が
思った以上に良かった
― 先にOptiTrackを導入していただいたかと思いますが、その経緯をお聞かせください。
Manusグローブは、OptiTrack基幹ソフトウェアMotive3.X内で全身のスケルトンデータとフィンガーデータを統合させて表示・出力することができます。
― 他のモーションキャプチャーシステムも選択肢にありましたか?
値段的に無いですね。費用対効果と言うか、もっと高いシステムのものを入れても大して変わらないなっていうイメージ。そんなにクオリティが上がるのかって言ったら上がらない。とは言え、安いキャプチャーシステムだと経験上足元の設置がズレたりするのがどうしても気になったので、光学式以外も選択肢にありませんでした。後はやっぱりグローブの存在が大きかったですね。グローブも同時に使えてしかもあのクオリティというのが、OptiTrackを導入した大きな理由だと思います。
EZtrack(バーチャルプロダクションシステム)であれば
OptiTrackを入れていた分導入コストを抑えられる
― その後EZtrackも導入していただいたかと思いますが、その経緯もお聞かせください。
EZtrackはカメラのトラッキング情報とレンズ情報を統合させるハブです。カメラのトラッキングシステムは別で用意する必要がありますが、今回はOptiTrackを導入していたためその分コストを抑えることができました。
― バーチャルプロダクションを導入した理由はリアルタイムのコンテンツを増やすためだったのですね。
もちろんグリーンバックで撮影して一般的なバーチャルプロダクションスタジオとしての使い方もやっていく予定ですが、リアルタイムのコンテンツの方が後処理の時間もかからないしコストパフォーマンスも優れているのでそっちを増やしていきたいですね。CGキャラクタと実写の人を合成させたリアルタイムコンテンツなんかをやっていきたいと考えています。
収録事例
『武楽(ぶがく)-BUGAKU-』と『番洋』のプロモーション動画撮影(バーチャルプロダクションを活用した事例)
武楽(ぶがく)-BUGAKU- | Samurai Art
武楽座は、日本全国の公演、世界各国のジャパンフェスティバル、オープニングセレモニーで演武を奉納・披露しております。新宿下落合の稽古場では、居合や侍の体験が出来る他、江戸時代の甲冑や刀剣、手裏剣、装束、薙刀、扇等の展示もしており、伝統の品々・甲冑等と共に記念撮影も可能です。神楽・伎楽・雅楽・舞楽・猿楽・田楽・能楽・文楽・歌舞伎等に続く日本の新たな伝統文化、伝統芸能です。
番洋
日本に生まれ日本を愛し続ける番洋(ばんひろし)は、1943年7月25日生まれ石川県金沢市出身の洋画家。宮本三郎先生に師事し、警察官時代に失った視力のハンデを乗り越え、隻眼の画家として国内外で活躍し数々の賞を受賞。独自の心象風景の表現など独創性のある表現空間が高い評価を得ている。 日本を愛し、絵筆でキャンバスに塗り込めた心のイリュージョンは五十年以上に及ぶ。
使用感・メリット
OptiTrackもEZtrackも使いやすい
OptiTrackはやはりソフトウェアの使いやすさじゃないでしょうか。ほぼほぼ初めての人が見ても使いやすいというか、レンダリングソフトとかだとUIが複雑なものが多いので初めて見た人はなかなかわからないと思います。それに関してはEZtrackも同様で、最初のセッティングだけすれば良いのでかなりわかりやすいなと思います。また、武楽座さんの案件ではトラッキングの良さをちゃんと使いたいと思って、三脚ではなくクレーンカメラを使用したのですが、これも当日カメラがメインで動く位置に合わせて(OptiTrackの)カメラの位置をずらしただけでパッと環境を作ることができたので、その辺の柔軟さも良いなと思います。
OptiTrackは撮影エリアの周囲に専用カメラを複数台設置して、対象物の3次元位置姿勢をトラッキングするシステムです。今回のように対象物であるビデオカメラが三脚からクレーンに変わっても、それに合わせて(OptiTrackの)カメラの位置を調整するだけで大規模なキャリブレーションなどは必要ありません。
中小空間でもある程度は撮れる
― スタジオのサイズについてはいかがですか?
プリビズの映像がスタジオだけで撮れる
― その他バーチャルプロダクション自体のメリットは何かありますか?
その場に行かなくてもある程度撮影できるので、例えば本番じゃなかったとしても、プリビズの映像がスタジオだけで撮れるというのはメリットですよね。同じようにCGを作っちゃえばカメラワークは前もって撮れるので、現場に行ってカメラワークに悩まなくてもいいですしね。しかもカメラデータも抽出できるじゃないですか。このEZtrackのカメラデータをMaxとかに持ってこれるので、レンズのデータがあるから厳密には合わないんですけど、そうすると後編集もやりやすいし、合成もやりやすいっていうもメリットですよね。やっぱり効率化じゃないですかね。
今後の展望
OptiTrackとEZtrackの特徴を活かしていきたい
人にマーカーを付けることで、他のシステムを導入しなくても人の位置をトラッキングすることができます。オブジェクトの前後を移動できるので、よりリアルな映像を制作することが可能です。
※3DレンダリングソフトはAximmetryを使用
― 今後の展望を教えてください。
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